俳優瑛太(31)と松田龍平(31)が29日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「まほろ駅前狂騒曲」(大森立嗣監督、10月18日公開)完成披露試写会に参加した。

 司会からは、2人と大森監督が印象に残ったシーンを聞く質問が飛んだ。便利屋の「まほろ駅前

 多田便利軒」店主・多田啓介役の瑛太は、助手の行天春彦役の松田が、劇中で塾の先生を演じる場面を絶賛。「演じるのが、とてつもなくいい。僕にとってはツボで、世界で誰も出来ないと思う」と手放しで褒めたたえた。

 すると松田は、照れたのか「いやぁ~…何を言えばいいか分からなくて」と壇上でまごついた。瑛太は「ごめんね。勝手に龍平の言いたいことを言えば」と助け舟を出した。松田は瑛太演じる多田と、多田が思いを寄せる亜沙子(真木よう子)とのシーンを挙げ「2人の役が、急展開するのを楽しみにしている」と笑みを浮かべた。

 「まほろ駅前狂騒曲」は、作家・三浦しをん氏の小説が原作で、11年の映画「まほろ駅前

 多田便利軒」と昨年のテレビ東京系ドラマ「まほろ駅前番外地」に続くシリーズ第3弾。前作は100館で公開されたが、今回は倍の200館に公開館が増えた。大森監督は「映画が好きな人も、嫌いな人も、映画に愛想を尽かした先輩の方にも、必ず見てほしい」とアピールした。