ポスト「ダウンタウン」と言われながらメンバーの河本栄得さんが94年10月に死去して活動を休止した漫才コンビ、ベイブルースの生き様を、残された相方の高山トモヒロ(46)が監督をして描いた映画「ベイブルース~25歳と364日~」が1日、公開された。都内で舞台あいさつに立った高山は、生前の河本さんの映像を使って20年ぶりに漫才ネタを披露、喝采を浴びた。

 生きていれば、この日は河本さんの46歳の誕生日。高山は「多分、河本はものすごく喜んでいると思います。20代半ばで死んだから『俺、すごいな』と思ってると思う。でも、勘違いするなよ。40代半ばになった大人が、20代半ばのクソガキに言ってやる。東京じゃ、全く知名度がなかったのに、こんなにお客さんが来てくれた。河本栄得になり代わってお礼を言います」と頭を下げた。