映画「日々ロック」(入江悠監督)の公開記念舞台あいさつが23日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の野村周平(21)二階堂ふみ(20)らが出席した。

 この日、都内3カ所で行われた舞台あいさつのゴール地点。野村演じるロック青年日比沼拓郎の顔が描かれた酒だるが運び込まれ、登壇者で鏡開きを行った。野村は豪快に木づちを振り下ろし、さらにふたを連打。用意されたウイスキーのロックを一気飲みする豪快さを見せた。

 イベントでは、入江監督がサプライズで、野村に感謝の手紙を読んだ。「入江は主演を褒めないと言われるけど、主演に選んだ時点で信頼している」。主演に冷たいと言われる監督からの告白に、野村は「やっと褒められた。何かムズムズする」。さらに「いろんな要望に応えてくれた監督が、好きです。好きです。好きです」と連呼し、同監督から「気持ち悪いですね」と返されていた。

 タイトルにかけて「やってみたいロックなこと」を聞かれると、野村は「ディズニーランドを買って、男3人、女7人ぐらいで遊びたい。『好きなの、乗れよ』みたいな感じで」と、ロックの中にかわいらしさをのぞかせた。二階堂も「切り絵の教室を探している。あえて内へ向かうのもロックかな」と話した。

 ほか竹中直人(58)前野朋哉(28)ロックバンド黒猫チェルシーの岡本啓佑(24)らが登壇した。