ソニーの米映画子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)のマイケル・リントン最高経営責任者(CEO)は19日、オバマ米大統領から北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を描いたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開中止を「間違い」と指摘されたのを受けて、「間違いという認識に同意しない」と反論した。

 米CNNテレビのインタビューで語った。リントン氏は自社が映画館を所有していない中で、米国の映画館で上映を取りやめる動きが広がり「25日の公開を中止する以外の選択肢がなくなった」と説明した。

 一方、SPEは19日に発表した声明で、映画公開に向けて代替手段の検討を始めたことを明らかにした。「この映画を観賞したいと思っている人に機会を与えたいと引き続き願っている」としたが、具体的方法には言及しなかった。