女優橋本愛(19)の主演映画「リトル・フォレスト」(森淳一監督)が、世界3大映画祭の1つ、第65回ベルリン映画祭(2月5日開幕)のキュリナリー・シネマ部門に出品されることが13日決まった。

 同部門は、食にまつわる映画を選び上映する部門で、上映後にはミシュランガイドで二つ星を得たドイツの有名料理人が、作品に触発されて作り出した特別メニューを提供するアフターディナーも予定されている。

 「リトル・フォレスト」は、自給自足をテーマに、13年7月から1年かけて春夏秋冬を撮影した異例の4部作で、前編「夏・秋」は昨年公開を終えて28日にDVDとブルーレイが発売。後編の「冬・春」は、2月14日に公開する。

 同映画祭では「夏」と「冬」が上映され、橋本も海外での映画祭に初参加の予定。主人公いち子役の橋本はコメントを発表した。

 「日本ならではの美しい景色や四季の移ろいを、いち子の人生と重ね合わせて描いた作品です。13年から14年の東北を記録した映画でもあります。海外の皆さんにも豊かな気持ちになっていただき、楽しんでご覧いただけるとうれしいです。初めての海外映画祭参加を楽しみにしています」。