日本映画製作者連盟(映連)の新年記者発表が27日、都内のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで行われた。

 昨年は、邦画と洋画を合わせた公開本数が1184本と、統計史上初めて1000本を超えた一昨年の1117本を上回った。興行収入(興収)は前年比106・6%の2070億3400万円と、成績を興収ベースで発表するようになった00年以降、15年間で3位の成績だった。平均入場料金も、前年比103・1%の1285円となった。

 昨年の会見では、同4月に消費税が5%から8%に増税されることが各社最大の課題とされた。岡田裕介会長(東映グループ会長)は興収、平均興収増の結果について「消費税分、上がっている。映画業界はもうかっていない。増税分、観客の皆さまにご負担いただいた」と説明した。

 また「映画館に行こう!」実行委員会」の新たな施策として、ツイッタージャパンとコラボし、今年3月1日から来年2月1日までの1年間、各月1日の「映画サービスデー」に、観客が映画を見た感想をハッシュタグ「#映画の日」をつけてツイートするとキャラクターグッズなどのプレゼントがもらえるなどのキャンペーンを実施すると発表した。