英語落語で世界32都市を回り、公演数200以上の実績を持つ落語家、桂かい枝(38)が4月から半年、キャンピングカーで全米を回る武者修行RAKUGOツアーに出ることになり、5日、大阪市内で会見した。「田舎町を回って、お客さんとしてじゃない高座をしたかった」そうで、4月1日にシアトルから出発、9月のニューヨーク(繁昌亭としてスペシャル版)まで17都市を回る。
文化教室で英語落語講師も務めるかい枝は、07年度文化庁の文化交流使に任命。第一人者ゆえの男気か、暴走か-。車で全米を回る破天荒ツアーには、妻と娘2人(5歳、2歳)を同行させる。かい枝は「面食らってた嫁も、今は着付の勉強してます。お茶子やってくれるみたい。娘も南京玉すだれの練習してます」。
現地では、クラブなどでの公演のほか、大学の落語研究サークルや、コメディアン養成学校を訪ねる。車中暮らしが基本だが、旅先でのホームステイも企画。「予算は…厳しいです。車もまだなんで、誰か(移動用)買ってくれませんかね。スポンサー募集中です」。無謀な挑戦も、総勢40人以上の文枝一門で筆頭の桂三枝(64)は「(かい枝は)志高く、師匠の残してくれた財産の1つ。見聞を広めるいい経験」と誇らしげに語り、一門有志で米国内で使用できる携帯電話を贈ったことを明らかにした。




