世代を超えて愛され、コアなファンも多いウルトラシリーズの知識を問う「ウルトラ検定」が誕生から43年目で初めて実施される。66年の「ウルトラQ」から06年の「ウルトラマンメビウス」まで全16作のテレビシリーズと30作を超える映画、登場した35体のヒーローに関して出題され、7月27日に東京、大阪、名古屋で同時開催する。

 試験問題は、テレビを見たことがあれば分かる基礎知識から、関連商品や撮影秘話、制作の円谷プロまで及ぶ多彩な範囲から出題される。第1回は3級と2級が実施され、1級は2級の合格者を対象に次回から行われる予定。3級問題の7割は「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」から出題。2級は7割がテレビシリーズ、残りは関連分野が出題範囲と定められている。

 解答はマークシート方式で出題数や合格基準などの詳細は未定。検定に対応した公式テキストが5月15日にダイヤモンド社から発売され、この中から一部が本番の問題として出題されるため、受験勉強も可能だ。

 受験者、合格者には特典のオリジナルグッズが贈られる。参加者にはピンバッジ、3級合格者にはポストカード5枚組、2級には脚本の復刻版、1級にはソフトビニール特製バルタン星人(ブロンズカラー版)が用意され、魅力も倍増。ウルトラ博士の称号をかけて多数の応募が見込まれる。

 ◆応募要項

 願書受け付け期間は28日~7月10日(郵送の場合は当日消印有効)。試験時間は3級、2級とも70分。受験料は3級4800円、2級5800円。併願も可。申し込み方法はインターネット(公式サイト=http://ultra-kentei.jp/)、もしくは郵送(ウルトラ検定本部事務局〒164・0003、東京都中野区東中野3の17の11)、ファクス03・3367・0982で。問い合わせは公式サイトか(電話)03・3360・4068まで。