劇作家つかこうへい氏(60)がお笑いコンビ「カラテカ」矢部太郎(30)を土方歳三役に指名!

 石原さとみが沖田総司、真琴つばさが坂本竜馬で主演、つか氏が演出する東京・新橋演舞場8月公演「幕末純情伝」(13~27日)で沖田、坂本と三角関係になる大役の土方役に矢部が抜てきされたことが4日、分かった。

 「幕末純情伝」は89年に初演され、映画化もされたつか氏の傑作舞台。演舞場公演はつか氏にとって初の大劇場進出となる重要な舞台だが、バラエティー番組などでみせる自信なさそうなオドオドした矢部の姿に「面白い。土方役にぴったりだ」と即決した。

 新選組副隊長の土方は美男といわれ、これまでも三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ「新選組!」で山本耕史が演じるなど二枚目俳優が多かった。しかし、今回はつか流解釈による土方の設定となり、恋人役のかわらちゃんを矢部のために新たに創作。かわらちゃん役の一般公募も始めた。当初は「僕にできるんでしょうか」と不安げだった矢部も、スチール撮りも行って徐々に役作りに集中。「つか先生のもとで僕なりの土方を演じたい」と気合も入っている。