人間国宝の落語家桂米朝(82)が、第1腰椎(ようつい)骨折で兵庫県内の病院に入院していることが8日、分かった。入院1カ月の診断。米朝事務所が発表した。

 同事務所によると、米朝は今月3日、大阪・千日前で寄席に出演し、息子の桂小米朝(49)が運転する車で帰路についた。途中、飲食店で夕食をとり、帰り際「トイレに行こうとして段差につんのめる形で」(同事務所)転倒した。そばにいた弟子は、両手に荷物を持っており「あっという間だった」。小米朝は、飲食会計をしていた。

 米朝は「痛い」を繰り返し、小米朝が運転する車で主治医のいる病院へ直行。エックス線検査で異常は見られなかったが、一昨年夏に胸椎(きょうつい)圧迫骨折で入院した病院へ移り精密検査を受けた。連休明けの7日、MRI検査で骨折が判明した。

 12日の米朝一門会(吹田市)は小米朝が代演する。24日の200回記念上方落語勉強会は、休演、延期を含め検討中という。

 米朝は会話もでき、食欲もあるが、担当者は「前の所より1つ下の骨が圧迫される形で折れたようだ。高齢なのでどれぐらいリハビリにかかるか分からない」。前回も復帰まで3カ月を要していることから、秋ごろの復帰を目指すことになる。

 今年は10月に小米朝の4代目米団治襲名興行を控えており、小米朝も「心配です」と話しているという。