韓国俳優ぺ・ヨンジュン(35)が4日、東京・渋谷区のNHKで主演ドラマ「太王四神記」(土曜午後11時10分)の来日会見を行った。駆け付けた取材陣は同局史上最大級の300人。テレビ東京を除く民放各局も取材陣を送り込み、海外メディアも駆け付けた。局外にはファン数百人がヨン様を「出待ち」するなど、局内外が騒然とする中、ヨン様は静かにメモを取りながら質問に応じていた。

 ヨン様が日本でドラマや映画関連で会見を開くのは05年9月の映画「四月の雪」のキャンペーン以来。ワイドショーのないテレビ東京以外の民放キー局4社のクルーもやってきた。貴重な取材機会に、韓国、香港、台湾など海外メディアも駆け付けた。会場の規模の都合で取材を断ったメディアもあり、出席者は300人に限定された。

 それでも、会見場に用意されたイスは足りず、立ち見の取材陣も続出。すし詰め状態となり、カメラマンからは「見えないよ、しゃがんで!」などと怒号も飛んだ。恒例の紅白歌合戦でも取材陣は150人程度。前日行った来年の大河ドラマのキャスト発表も100人弱だった。同局スタッフは「これだけの数はNHK史上最大なのでは」と驚く規模だった。

 局外も数百人のファンであふれかえった。同局正面玄関近くにある見学施設「スタジオパーク」の前にもファンが並んだ。見学者にヨン様ファンが入り乱れ、局員から「どちらか分からない」と戸惑う声も上がった。

 会見が行われたのは午後2時から1時間。キム・ジョンハク監督、共演女優のムン・ソリ、イ・ジアと席に着いたヨン様は、騒ぎをよそに静かにほほ笑んでいた。会見中は熱心にメモを取った。司会者から「何を書いているのでしょうか」と聞かれ、「他の俳優さんたちへの質問に対し、後で同じことを聞かれてもいいように書いています」と、会見をスムーズに進めるために答えを準備した。一方で「最近だんだん記憶力が亡くなってきているので」と冗談を飛ばし、ピリピリムードを和ませた。

 ドラマに絡めて「女性に抱きつかれるとしたら、前からか後ろからか、どちらがいいですか」と刺激的な質問も飛び出した。ヨン様は「ハハハ」と照れながら劇中の女性の心境を解説し「思い付いたことですが、やはり前から抱きついていただいた方が良いのかなと思います」と静かに答え、再びメモを取った。

 ヨン様からはビッグプランが飛び出した。「アジアの皆さまが一同に集まれるような機会を計画したいと思っています」。記者を喜ばせるだけではない。会見を通じて、アジア全域のファンを喜ばせるアイデアまで準備していたようだ。