ニューハーフの草分けで、大阪・東心斎橋でショーパブ「Bettyのマヨネーズ」店長を務めるベティこと、春山学容疑者(54)が17日、風営法違反(無許可営業)の疑いで、大阪府警南署に逮捕された。

 同署によると、捜査員が16日午後7時30分すぎ、風俗営業の許可を受けず客に飲食を提供して接待している現場を確認し、通称「あんこ」こと田中光司容疑者(55)ら4人を現行犯逮捕。その後、任意出頭に応じた春山容疑者と、経営者の中塚勉容疑者(62)が容疑を認めたため、17日午前2時48分ごろ、逮捕した。

 

 春山容疑者らは85年から東心斎橋で営業を始めた。06年2月、現店舗へ移転し、保健所へ飲食店営業の許可を求めてはいたが、風俗営業の許可を受けていなかった。今年4月、捜査員が店のホームページに従業員が接待する写真が掲載されているのを発見。6月末から違反にならないショー公演のみの営業にしたが、数日後には接待サービスも再開していた。

 移転後の店舗は120人収容可能で、旅行代理店を通じてツアー団体客の誘致も始めた。月の総売上は約2000万円、春山容疑者は月収250万円だったという。この日、営業を自粛したが、18日から再開するという。