米のロックミュージシャン、ジョン・ボン・ジョヴィ(46)が16日までに、共和党の副大統領候補ペイリン・アラスカ州知事(44)に対する抗議文を公表した。米芸能サイト「TMZ.com」に文書を寄せたボン・ジョヴィは、ペイリン氏の集会でヒット曲「フー・セイズ・ユー・キャント・ゴー・ホーム?」(通称「ホーム」)が無断使用されたと訴えている。

 ボン・ジョヴィは「おれたちは何も聞いてねえ。(共和党の)ヤツらにおれたちの『ホーム』を使わせるわけねえ」とほえた。それもそのはず、ボン・ジョヴィは、熱心な民主党支援者。民主党大統領候補オバマ上院議員(47)の政治資金パーティーを自宅で開き、1人3万800ドル(約308万円)という超高額料金や、多数の参加者を集めたことで大いに話題を呼んだ。

 同サイトには「おれたちの曲が使われていると聞いて驚いた。この曲はデビューから25年間応援してくれた人への感謝の歌。今では故郷のニュージャージーや、地域振興のために住宅整備をする人々のテーマソングにもなっている」とつづられている。

 ペイリン氏側は9月に人気ロックグループ「ハート」にも曲の無断使用中止を求められている。