<第59回NHK紅白歌合戦>◇リハーサル◇30日◇NHKホールほか

 歌手小林幸子(55)が30日、東京・渋谷のNHKホールで行われた第59回紅白歌合戦(31日午後7時20分放送)のリハーサルで今年の衣装を披露した。テーマは「砂漠の女王」。砂漠の中に突然出現するオアシスのイメージで色にこだわった。最初は砂を模したベージュだったのが、1番と2番の間奏で後ろから引き抜かれ、青主体に早変わりするのが見どころになる。幅は12メートルあり、最後はリフトで高さ7メートルにまでつり上げられる。

 1年前から曲に合わせて構想を練り、半年前に設計、3カ月で制作した。担当したイリュージョニストのデューク・松山(52)は「軽さが必要なため、世界で初めて開発されたスーパーオーガンザーという布を使用した」と説明する。

 別の場所で練習して臨んだ小林は、リハーサルを無事終えた。「広がったスカートの下にある送風機の騒音で、伴奏の音が拾うのが大変。本番でうまくいくといいんですけど」と成功を願っていた。

 [2008年12月31日9時4分

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