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松村邦洋、東京マラソンで一時心肺停止

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東京マラソンのスタートの地点に向かう松村邦洋(撮影・柴田隆二)
東京マラソンのスタートの地点に向かう松村邦洋(撮影・柴田隆二)

 22日行われた東京マラソンで、ランナーとして参加していたタレント松村邦洋(41)が午前11時半ごろ、15キロ地点手前の東京都港区の路上で倒れ、一時心肺停止状態になった。駆けつけた医師団の処置を受け意識を回復、都内の病院に搬送され、入院した。生命に別条はなく、言葉も交わせる状態に回復したが、1歩間違えば命にかかわるところだった。松村のフルマラソン参加は4度目。同マラソンには昨年も参加し、35キロ地点で時間切れリタイア。この日は東京MXテレビの番組の収録で、完走を目指し走っていた。

 警視庁や東京MXテレビなどによると、松村はマラソンコース14・7キロ付近の東京都港区高輪2丁目のコース上を走っていた時、突然足が止まり、そのまま倒れ込んだ。赤い長袖シャツに青いジャージー姿。休日で偶然現場に居合わせた日本テレビの右松健太アナウンサー(30)によると、松村はぐったりした様子で口から泡を吹き、目はうつろで、顔も青ざめた状態だったという。同じく、近くで目撃した男性会社員(64)によると、松村は倒れたまま「全く動かなかった」という。

 ほとんど時間を置かずに、自動体外式除細動器(AED)を持った大会スタッフ2人が駆けつけ、救急処置を始めた。当時、ランナーはコース上にほとんどおらず、沿道の応援もまばらだったが、そのうち、医師や警官、ボランティアら20~30人が集まり、現場は騒然となった。救急車に運び込まれる際は青いシートで覆われたという。

 倒れた当時、松村は心臓の拍動と呼吸の停止を指す心肺停止状態だったが、その後呼吸を回復した。AEDによる処置が早かったとみられる。心停止先行の場合は3分、呼吸停止先行の場合は10分を経過すると死亡率が50%を超えるとされるだけに、早い措置に助けられた。松村は都内の病院に搬送され、そのまま入院した。

 松村が所属する太田プロの担当者によると、松村は集中治療室(ICU)ではなく、一般病棟に入院。意識ははっきりし、話もできる状態。現在は安静にしており、精密検査を受けているが、詳しい病状については23日にも発表するという。駆けつけた弟ら親族が病室で見守っている。

 松村はこの日、東京MXテレビの情報番組「TOKYO BOY」の企画で同マラソンに参加していた。最初の5キロを54分22秒、次の5キロは42分12秒で走り抜けた。昨年も同番組の企画で走ったが、35キロ付近で無念の時間切れリタイア。今回を「リベンジ」と位置づけた松村は「今年こそ完走」と意気込み、番組のアシスタントディレクター(AD)も伴走していた。

 マラソンは数年前に始め、今回が4度目。昨年7月、オーストラリアで開かれた「ゴールド・コーストマラソン」で初めて制限時間内にゴール、完走したが、この大会以外はリタイアしている。事務所関係者は「継続して練習し、スタート前の体調は全く問題なかった」と話しており、走行中に突然のアクシデントに見舞われたことになる。「リベンジ」するはずが、一転して、生命を脅かされてしまった。

 [2009年3月23日9時20分 紙面から]


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