女優蓮仏美沙子(18)が白百合女子大に合格したことが26日、分かった。学部は児童文化学科で児童文学・文化専攻だという。

 同科を選んだ理由について蓮仏は「子供のころから『ぐりとぐら』といった絵本が大好きだったし、絵本とお芝居の表現はジャンルが違う。絵本の表現を勉強すれば、女優としての蓄えになるはず」と説明。さらに「難しいけど子供たちに楽しんでもらえるよう、温かい色を使った温かみのあるキャラクターの絵本をぜひ描いてみたいです」。女優業とともに、絵本作家デビューの夢も膨らませている。

 高校の卒業式では「合コンはいいです」と話していたが、「静かな生活を送りたいです」とやはり現段階での“合コン不参加”の意思は固いようだ。

 芸能人はAO入試が多い中、一般入試で合格した。新作映画「いけちゃんとぼく」(6月公開)の撮影も受験勉強の真っ最中だった。だが、撮影現場には必ず参考書を持ち込み、休憩時間に勉強したという。「一般入試は強く厳しくないとダメですけど、女優業と学業の両立は自分で決めたこと。大学生活にもつながることですから」。

 05年に角川映画のオーディション「ミス・フェニックス」でグランプリを受賞。清そな雰囲気と確かな演技力から、映画界からオファーが絶えない若手人気女優の1人に挙げられるようになった。4月から大学生と女優業の二足のわらじになるが「蓄える期間は今しかないですから、(特技の)空手や英語の勉強も続けていきたいですね。大学での勉強も女優も全力投球でいきます。妥協せずにどちらも思い切り行きたい」と力強く両立を誓った。

 [2009年3月27日6時41分

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