都内の公園で酒に酔って全裸で騒いだとして、公然わいせつの疑いで逮捕され、処分保留で釈放された草なぎ(なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀)剛(34)は、関係者によると25日、前日24日から宿泊していた都内のホテルに滞在し、夜に都内の自宅に戻った。一連の事件を振り返りながら、1人静かに反省の時間を過ごしたという。事件のきっかけは多量の飲酒だっただけに、草なぎに対しては当面の禁酒令が出された。ジャニーズ事務所は「少なくとも活動自粛期間中は飲酒しないようにと、本人にきつく言い渡しています」と話している。

 事件を受け、同事務所は他の所属タレントに対しても、飲酒に関する注意を行った。「タレントとしての自覚を忘れず、ハメを外すまでは飲まないように」といった内容で、事件発覚当日とこの日の2回にわたり、事務所幹部が電話を含め、口頭で全マネジャーに指示。所属する全タレントに通達された。

 一方、公式ファンクラブにあたるジャニーズファミリークラブ事務局には、この日も草なぎに関する電話やメールが相次いだ。事務所によると、ファンクラブだけに擁護の内容が中心で、最も多かったのは「早く復帰させてほしい」だった。さらに「解散させないでほしい」とのグループ存続に関する内容も多かった。

 SMAPでは01年に稲垣吾郎(35)が公務執行妨害と道交法違反容疑で逮捕された。グループで2人目の逮捕者となっただけに、ファンからはグループ解散を心配する声が相次いだようだが、事務所は「グループの解散はない」としている。

 [2009年4月26日6時49分

 紙面から]ソーシャルブックマーク