落語家桂文珍(60)が来年4月に東京・国立劇場で10日連続独演会を行うことになり、10日、同所で会見した。小劇場(定員590人)での独演会を前に会見を行ったが、来年の会場は定員が3倍近い大劇場(同1610人)。4月6日から15日まで10日間連続独演会は落語界では前代未聞の挑戦で、文珍も「有史以来初めて、ということは人類史上初めてのことやないかと思います」。
文珍は4月から「47都道府県全国独演会ツアー」を67カ所、約10万人動員予定で1年かけて敢行中で、連続独演会はツアーのファイナル公演となる。昨年、大阪・なんばグランド花月(定員900人)で10日連続独演会が成功し「東京で華やかで、伝統と格式のある劇場ということで国立劇場に決めました」。日替わりゲストは桂春団治、桂三枝、笑福亭鶴瓶、桂米団治、春風亭小朝、立川志の輔、立川談春、林家正蔵、春風亭昇太、柳家花緑と実力派、人気者がそろい、文珍も1日2本ずつ計20本の大ネタを演じる。
「僕もお金を出して聴きたい人ばかりにゲスト出演してもらいます。本番ではこれは熟しているというネタ、今聴かないと腐ってしまう、もぎたての完熟落語をやります。来年は2010年なので『20』のネタを『10』日やることにこだわりました」。
過去に小朝が1日だけの武道館公演、志の輔が渋谷パルコ劇場1カ月公演などを行っているが、いずれも動員は1万人弱。今回は大きく上回る1万6000人を動員予定だけに、文珍も「やってみないと分からない。心配で仕方ないし、不安で眠れんことになるかもしれません。うまくいくよう、宣伝よろしくお願いします」と頭を下げていた。
[2009年6月11日8時43分
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