俳優仲代達矢(76)が20日発売の新著「老化も進化」(講談社+α新書)で、役者としてのラストランに入る心境を明かした。
同書は「無名塾」主宰者でもある仲代が、同世代、老後を迎える世代、そして多くの若者たちに向けて「人生とは」「生きるとは」「仕事とは」「妻とは」を今だから語れる言葉でメッセージを送っている。さらに「老化も進化」と前向きに語り、「孤独を楽しむ生き方」を提唱している。
今後の仕事にも触れ、9月に能登演劇堂で無名塾「マクベス」2カ月ロングランを行い、10年2月にイプセン作「ジョン・ガブリエルと呼ばれた男」、11年に三好十郎作「炎の人」に主演が決まっている。しかし「今は一応そこで大きな作品は打ち止めにしています。その後のスケジュール用紙は真っ白です。先にスケジュールのない時間を楽しみたいと思います。正直に言って、役者の仕事から解放されたいと思います」と明かした。
一線から引退しないもの、今後は60年近い役者人生のラストランと位置付け「今、私の人生のグランドフィナーレを告げる華やかな開演のベルが鳴っています」と締めくくっている。
[2009年6月20日6時48分
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