吉本興業(大崎洋社長)の株主総会が25日、大阪市内で開かれた。中田カウス襲撃事件、同脅迫事件で世間を騒がせたり、この日発売の週刊誌に社長の金銭疑惑が報じられるなど“注目度”がアップしたせいか、昨年のほぼ2倍、1690人の株主が出席した。

 株主によると「不祥事が続くのは経営姿勢に問題があるからだと非難ごうごうだった」「聞くに堪えないヤジが飛んだ」と荒れ気味だったという。しかし、カウスや脅迫にからんで活動を休んでいるコメディNO・1の前田五郎についての質問は出なかった。

 また、この日発売の週刊誌が「大崎社長に不適切な振り込みがあった」との報道を受けて、やじが飛ぶ騒然とした雰囲気になった。終了後、同社は「誤報であり法的手段も含めた対応を取る」と出版元に、訂正と謝罪文掲載を求めたことを明らかにした。

 [2009年6月26日6時47分

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