演歌歌手氷川きよし(31)が25日、都内でファン1000人との握手会を行った。デビュー10周年を迎え「原点に戻ってファンの皆さんと触れ合いたい」と自ら発案。この日を含め、全国5カ所で5000人と交流する。感激のあまり泣きだしたり、中には握った手を離さずスタッフに引きはがされるようにしているファンも。車いすの人には客席にまで駆け降り、しゃがみこんで目線を合わせて「これからもお願いします」と感謝の言葉を投げかけた。

 「ファンあっての氷川きよし」をモットーにして10年。「演歌を歌い続けることが自分の使命です」と生涯演歌歌手を強調し、これからの20周年を見据えて「歌を通じて世の中に貢献したい。これからがスタートです」と気を引き締めた。

 約2時間の握手会は1人あたり約7秒の触れあいタイム。06年11月以来、2年7カ月ぶりの感触を「楽しかった」と笑顔で振り返った。

 [2009年6月26日6時47分

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