“高慢キャラ”は崩れ去った。タレントで形成外科医の西川史子(38)が19日、都内で婚約報告会見を開き、元東京・葛飾区議の会社役員・福本亜細亜氏(35)について語った。交際相手の条件に「年収4000万円以上」を挙げていた高飛車ぶりが消え「(結婚は)お金じゃなくて、愛ですね。お金より大事なものに気づいた」とメロメロ。幸せオーラを漂わせていた。

 自らを「つまんない女になっちゃって」と形容するほど、西川は結婚を夢見る普通のお嬢さんになっていた。「プロポーズは7月7日の午後7時に受けました。ロマンチックじゃないですか。乙女なんですよ、私は」。結婚を決めた理由について「一緒にいて楽しい。ディズニーシーとか行っちゃって。私生活がすさんでないと毒は吐けないので、お仕事はあがったりです」と笑顔。ラブラブな毎日のおかげで、毒舌の切れ味を欠いているようだ。

 ミス日本の美ぼうに高収入。強い女の代表格が、自らの弱さに気づき、結婚へたどり着いた。「女も38歳になると、独り寝の寂しさがあるわけですよ。体力もなくなってきますし、白髪が生えたり、疲れが取れにくかったり。彼に入り込まれたのは、そういうところ。初めて弱いところをみせました」。低収入の男性をはね返してきた高慢な態度は消え、素直な自分を受け入れてもらった。化粧なしのすっぴんを見せるのも、男性では福本氏が初めてだったという。

 婚約に至るまでは、順風満帆ではなかったようだ。「私は慎重派ですので、悩んで悩んで…。マリッジブルーでした。『結婚をやめよう』と思うことも多くて、危機だらけ。一方的に私が言うだけでしたけど」。そんな交際相手の“反乱”を、福本氏は冷静に受けとめていた。「彼は怒ったり、結婚をやめるとは言わなかった。よほど私を好きなんですよ(笑い)」。この日午前に出演したTBS系「サンデー・ジャポン」では、都内ホテルで行われた結納の様子が放送され、西川は涙ぐんでいた。

 来年2~3月に予定する結婚式に向けて、仕事の合間に花嫁修業を行う。「彼には健康で長生きしてほしいので、お料理を頑張りたい。1人で料理学校に行くのは嫌なので、彼と一緒に通いたい」。2人で台所に立つ日も近そうだ。

 [2009年7月20日9時18分

 紙面から]ソーシャルブックマーク