結成40年以上のベテラン漫才コンビ、コメディNO・1の解散が2日、明らかになった。所属のよしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、8月31日に坂田利夫(67)と前田五郎(67)が話し合い、解散することで合意、同社に申し入れがあったという。

 前田は、漫才師中田カウス宅に届いた脅迫状に筆跡が似ていることから、5月から休養中。その後、大阪府警の事情聴取を3度受けたが「(脅迫状のことは)知りません」と関与を否定しているという。

 5月11日に本拠地なんばグランド花月(大阪・千日前)で漫才を演じて以来、コメディNO・1は休止状態となり、その後の坂田は1人で活動していた。しかし、前田の休養から3カ月経過したことで、コンビで今後について話し合ったようだ。

 坂田は関係者に対し「芸人はお客さんに喜ばれてなんぼ。40年以上お世話になった吉本興業で今後も仕事をしたい。日本一、世界一のアホと呼ばれるよう頑張ります」と話している。7日には、大阪・京橋花月で漫談を行う予定。一方、前田の休養は継続する。

 [2009年9月3日7時49分

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