天皇陛下の即位20年を祝う「国民祭典」で14人ダンス&ボーカルグループEXILEが披露した奉祝曲「太陽の国」に、CD化を望む声が高まっていることが13日、分かった。同祭典を主催した奉祝委員会によると、EXILEのパフォーマンスを生で見た多数の国会議員から、すぐに「素晴らしい曲なのでCD化をしてほしい」との声があがったという。奉祝委員会では「国会議員の皆様からもCD化を望む声がずいぶん、来ています。何らかの形で検討させていただきたい」と前向きに話した。

 「太陽の国」は岩代太郎作曲、秋元康作詞。後世に歌い継がれることをテーマに作られたが、幅広い世代に歌われる楽曲になるには、CD化が近道だ。EXILEが所属するレコード会社エイベックスでは「現段階では発売の予定はありません」と話しているが、CD化を望む声が増え続ければ、作品として世に出る可能性は十分。99年の即位10年でYOSHIKIが作曲した奉祝曲「アニバーサリー」も05年発表のアルバムに収録されている。

 また、一世一代のパフォーマンスから一夜明けたこの日、EXILEのリーダーHIROとボーカルATSUSHIが天皇、皇后両陛下から皇居・宮殿に招かれ懇談した。ATSUSHIは前日に続きサングラスを外し、HIROも終始、緊張した面持ちだった。

 [2009年11月14日9時44分

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