神奈川県相模原市で男に殴られ重傷を負った「元傭兵」のタレント、テレンス・リー(45)が13日、TBS系情報番組「サンデー・ジャポン」に電話出演し、事件について「私だから耐えられた」と話した。

 リーは当時の状況について「(加害者の男と)肩もぶつかってないんですよ。通り過ぎたら『ぶつかった』と因縁をつけられた。いきなり殴りかかってきた。相手が何度か殴る蹴るすれば納得するだろうということで、殴らせたというか抵抗しなかった。(周囲が)『普通の人だったら死んでる』って言ってましたよ」と話した。

 番組によると、リーは著書の中で、街でからまれた時の対処法として「ともかく逃げろ」と指導していたという。しかし今回は、現場付近に犬がつながれており「その犬をかばったんですよ。私が自転車を倒されたことでその犬がおびえてまして、それもあった」と逃げなかった理由を話した。

 神奈川県警相模原署によると、リーは9日午前0時すぎ、駐車場などでアルバイトの男(42=傷害容疑現行犯で逮捕)に複数発殴られ、顔の一部を骨折するなどの重傷を負った。11日までに、自身の公式ホームページで「とても元気にしております」と宣言していた。

 [2009年12月14日8時57分

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