少年隊東山紀之(43)との真剣交際が報じられている女優木村佳乃(33)がテレビ朝日系「女刑事・音道貴子

 凍える牙」(来春放送)でバツイチの女刑事役で“独身最後の主演”をすることが23日、明らかになった。原作は作家乃南アサ氏(49)が96年に直木賞を受賞、100万部超のベストセラーになった「凍える牙」。女刑事・音道貴子が主人公のシリーズは「花散る頃の殺人」「鎖」など6作で500万部を超える。

 木村が演じる主人公の音道貴子は警視庁の敏腕刑事。大型バイクを乗り回してトカゲと呼ばれるバイク追跡任務も与えられている。その上美人で、身だしなみも欠かさない。だが、私生活では離婚。1人暮らしになれず、自宅マンションに引っ越したときの段ボールが開けられずに放置、掃除もろくにされていない。この二面性が女性を中心に絶大な支持を得ている。

 藤本一彦プロデューサーは「木村さん起用は、原作者の乃南氏の『男社会に立ち向かうために、女らしさを排除したクールな美しさを持った人』という意向によるもの」と説明。木村は「乃南さんの音道貴子のシリーズは、以前から愛読しています。今回この役をやらせていただけることになり大変うれしいのと同時に、原作のファンの期待を裏切らないようにしなければ、というプレッシャーを感じながら、撮影に臨みました」と話している。木村と東山はお互いの仕事が落ち着く来春以降にゴールインと伝えられており、木村にとって同作品が独身最後の主演ドラマになる可能性が高い。共演は小野武彦、布施博、平山浩行、内藤剛志、橋爪功、津川雅彦ら。

 [2009年12月24日6時42分

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