バレーボールの日本女子代表で活躍し、「神戸コレクション」でモデルデビューもした宝来麻紀子(31)が、プロゴルファー転身を目指していることが19日、分かった。2年後のプロテスト合格を目指し、連日の猛練習に励んでいる。バレー界では「187センチの歴代最長身代表」として話題になったが、女子ゴルフ界でももちろん最長身の美人ゴルファーになる。

 昨年5月にバレーを引退し、同年8月にモデルデビュー。プロも顔負けのスタイルとルックスで話題を呼んだ。「試合以上に緊張した」と照れたが、ポーズを決めた際には会場から盛大な拍手を浴びてほおを染めた。秋からビーチバレー転向を模索したが、結局、ゴルフの道に照準を定めることにしたという。「体が動くうちに、別のスポーツにチャレンジしたかった。これまで知らなかった未知の世界なので新鮮。ソフトボールから転向した岡本綾子さんを目標に頑張ります」。第2の人生の選択肢に永久就職はなかったのかを問うと「それは…。いつでもできると思いますから。今はスポーツを優先します」とトレードマークの笑顔で話した。

 練習を始めて3カ月。用具メーカーのミズノ所属の牧野峰力、越智浩二両プロから指導を受け、現在はパッティング、チップショット、ハーフショットという基本練習を繰り返している。スイングの形ができあがっていないため、まだドライバーは握っていない。12年8月のプロテスト合格を目指し、1つずつ地道に段階を踏んでいる。

 バレーの現役時代は最高到達点312センチを誇り、身長はタイガー・ウッズよりも2センチ高い。恵まれた体格とパワーを生かし、技術も伴えば、女子では破格のドライバー飛距離300ヤードも夢じゃない。日本代表で世界と戦った宝来が、セカンドキャリアでも頂点を目指す。

 [2010年1月20日6時56分

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