未公開株の譲渡をめぐる3億7000万円の詐欺と恐喝未遂罪に問われているタレント羽賀研二(本名・当真美喜男)被告(48)がパパになることが25日、分かった。知人によると、麻由夫人(32)は現在妊娠8カ月で、4月に出産予定。第1子はすでに女児と判明しているという。

 羽賀被告は、自宅で家事全般を手伝っていた麻由さんと06年に結婚した。当時、単独で行った結婚会見では、子供について「僕自身が高齢なので早く欲しい」と話すなど、早くからベビー誕生を熱望していた。

 しかし、同被告は07年6月に大阪府警に恐喝容疑で逮捕され、詐欺と恐喝未遂罪に問われた1審では、無罪判決を言い渡された。判決を不服とする同地検は羽賀被告を控訴し、同被告の知人の元歯科医を偽証罪で在宅起訴。羽賀被告は現在も大阪高裁での控訴審で同地検と係争中で、判決は第1子となる女児が生まれた直後の5月に言い渡される予定だ。そういう状況下でも、結婚5年目にして授かった第1子。夫婦の喜びもひとしおだという。

 もっとも、被告人の身だけに、羽賀被告の現在の暮らしはつつましいものだという。逮捕後は02年に約3億円で購入した豪華自宅マンションを手放し、都内の2人で暮らすのに適当な広さのマンションに転居している。芸能界の仕事も自粛している同被告は読書したり、ジムで体を鍛える生活を送っているという。嫌疑については一貫して「無罪を信じています」と主張。周囲には「生まれてくる子供に恥じない立派な父親になりたい」と話すなど、父親としての自覚に目覚めているという。

 [2010年2月26日9時1分

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