脚本家倉本聡氏(75)が主宰する「富良野塾」最終公演「谷は眠っていた~富良野塾の記録」(16日まで)が10日、東京・天王洲の銀河劇場で幕を開けた。

 同塾は倉本氏の代表作「北の国から」の舞台となった北海道・富良野で役者と脚本家の養成を目的に84年にスタート。授業料は無料だが、合宿しながら生活費は農作業で稼ぐユニークな形式で、これまで若手脚本家の吉田紀子氏ら359人(最後の25期生は16人)が巣立った。倉本氏は「1人の力でやってきたけれど、年を取ってきて限界に達した。『谷は眠っていた』は今回で封印します」と閉塾をあらためて宣言した。

 今後は同塾出身の脚本家へのアフターケア講座や、富良野に住む約40人の役者を中心に結成する「富良野グループ」の公演活動をサポートする。4月4日に閉塾式を行うが「寂しさもあるけれど、ホッとした部分もある。閉塾した後は虚脱した状態になるんだろうね」と話した。

 [2010年3月11日8時16分

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