EXILEのボーカルATSUSHI(29)が、所属事務所の後輩女性デュオLoveの初アルバム「大切なキモチ」(4月14日発売)で作詞を手がけたことが30日、分かった。アルバムと同名曲で、女性目線で夢と希望を歌ったバラード。ATSUSHIはこれまでEXILEの日本レコード大賞受賞曲「Someday」や、自身がプロデュースしたコーラスグループCOLOR(現DEEP)の作品などで作詞しているが、女性アーティストに詞を提供するのは初めてだ。

 今回は、事務所スタッフを通し同曲のデモテープを聴いたATSUSHIが旋律を気に入り、自ら詞を書くことを提案した。デビュー前からLoveの2人を見てきたATSUSHIの視点と旋律からのインスピレーションから詞が生み出されたという。夢を持って前向きに歩く女性を描いており、ATSUSHIは「僕が女性目線の詞を書くときは、女性はこうあってほしいという理想の女性を描いて『その女性ならこう言うだろうな』という視点で書きました」と振り返る。レコーディングも立ち会い「2人のまったく違う良さがあったし、いい形で化学反応している。ツインボーカルで女性版のEXILEを見ているみたい。これから、もっと自分たちの愛、LOVEを伝えていってくれたら」と期待を寄せる。

 LOVEのステファニー(20)は「私たちの気持ちを書いてくださったと思うくらい、すごく共感できる素敵な歌詞。これからずっと大切に歌っていきたい」と話す。アルバム収録曲には、50万ダウンロードを記録した「ただ一つの願いさえ」など13曲が収録。「大切なキモチ」のミュージックビデオは益若つばさが出演している。

 [2010年3月31日8時50分

 紙面から]ソーシャルブックマーク