サザンオールスターズの原由子（５３）が、ソロ曲やサザンでメーンボーカルを務めた楽曲を含めたベスト盤「ハラッド」を６月２３日に発売することが２５日、発表された。タイトルはサザンのバラード企画盤「バラッド」と「原」の名前をもじり命名。原が８０年にサザンの楽曲「私はピアノ」で初めてメーンボーカルを務めてから、今年がちょうど３０年の節目の年となり、サザン楽曲を含めたベスト盤を発売することになった。発売日も、サザンデビュー記念日の６月２５日に近い日が設定された。

　原は９８年にソロ曲のベスト盤「Ｌｏｖｉｎｇ

　Ｙｏｕ」を発売しているが、サザンのメーンボーカル曲も含むベスト盤は今回が初めて。２枚組で収録曲は約３０曲になる。

　現在、選曲作業に入っているがソロヒット曲「花咲く旅路」「恋は、ご多忙申し上げます」や、原がメーンボーカルで歌っているサザン楽曲「鎌倉物語」「唐人物語（ラシャメンのうた）」「シャボン」「私はピアノ」、原と桑田佳祐のデュエット曲「いつでも夢を」などが収録されるという。

　また、桑田が作詞作曲した新曲「京都物語」も加わる。新曲は、歌詞に嵐山、南禅寺の名所が入った歌謡曲テイストで、ＴＯＫＹＯ

　ＦＭ特別番組「桑田佳祐の激しい夜遊び」（５月３日深夜１時放送）で初披露される。

　「ハラッド」のジャケットは、サザンが８２年に発売した「バラッド」のジャケットの文字をつづった人物が題字を担当した。タイトルもジャケットもエンターテインメント色が強いベスト盤になっている。

　［2010年4月26日8時57分

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