俳優船越英一郎(50)の母で、27日に転移性肺がんのため死去した女優長谷川裕見子さん(本名・船越琴子=享年85)の通夜が29日、静岡県熱海市の保善院で営まれた。故船越英二さんの妻で、自身も東映の看板スターだった裕見子さんをしのび、北大路欣也、石井ふく子さんら約300人が別れを惜しんだ。

 喪主を務めた船越は、妻松居一代(53)とともに取材に応じた。「亡くなる前日、母が『英一郎、これでいいね』と言った。やり残したことは何もないと言っていた。あの母親の息子に生まれて誇りに思う」と涙。船越と一緒にみとった松居は「自分の母親以上のきずなで結ばれた」と胸を張った。結婚当時伝えられた確執は次第にほどけ、今では「娘」と呼ばれていたという。「誕生日にお花をくれて『娘の誕生日を忘れる親がどこにいるの』って。私からのメールを毎日楽しみにしてくれた」と話し、裕見子さんから託されたという携帯電話を握り締めた。

 [2010年7月30日8時46分

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