クレージーキャッツのメンバーとして活躍し、「ガチョーン」などの流行語を生んだタレントで俳優の谷啓(たに・けい)さん(本名・渡部泰雄=わたべ・やすお)が11日午前5時7分、脳挫傷のため東京・三鷹市の杏林大病院で亡くなった。78歳だった。

 クレージーキャッツと師弟関係にあったザ・ドリフターズのメンバーも追悼のコメントを発表した。

 加藤茶(67)

 残念です。天国であのトロンボーンの音色を響かせてください。

 志村けん(60)

 音楽ギャグを考えさせたら日本で右に出る人はいないくらい好きだった方です。残念でなりません。

 高木ブー(77)

 私と同じ中央大学音楽研究会で同じ釜の飯を食べた先輩であり、尊敬していた先輩であります。谷さん、まだ早いんじゃないの?

 仲本工事(69)

 コミックグループの大先輩、クレージーキャッツ、僕たちが目標にしていた谷さん…。とても悲しいです。

 小野ヤスシ(70)

 弟のようにかわいがってくださいました。具合がよくないとうかがっていて、お会いしに行かなくてはと思っていました。まことに残念です。谷さんのような天才的な人は出てこない。バンドでおもしろいことをやっていたクレージーキャッツを追いかけていた僕にとって、谷さんに声をかけてもらえた時、すごくうれしかったのを覚えています。

 小堺一機(54)

 あこがれのクレージーキャッツ、すてきなトロンボーン奏者、味のある役者として尊敬する先輩でした。ドラマで共演させていただき、1度はトロンボーンを一緒に吹かせていただき、とてもうれしかった思い出があります。とても寂しいです。

 中山秀征(43)

 とにかくおしゃれで、音楽の大好きな谷さん、天国でまたハナさん、植木さんとクレージーを続けてください。

 恵俊彰(45)

 突然の訃報に言葉を失いました。本当に残念でなりません。

 石塚英彦(48)

 偉大な方なのに腰が低く、僕のような若手が控室で席を譲ろうとしても座らない方でした。芸能界の大先輩ということ以前に、人として尊敬できる方でした。

 映画「釣りバカ日誌」で共演した西田敏行(62)

 日本のエンターテインメントの世界において、素晴らしい足跡を残した偉大なる先輩です。アメリカのダニー・ケイをこよなく愛し、ご自身の芸名を谷啓とまでした人柄と、トロンボーンのあの音色を決して忘れません。

 三国連太郎(87)

 突然の話で大変びっくりしています。行くところに行くのでしょうがありませんが、何とも言えません。

 ドラマ「シャボン玉が消えた日」で谷さん役を演じた小倉久寛(55)

 大変驚きました。そして大変ショックです。お人柄、芸風ともに大好きでした。谷さんの役を演じさせていただきました。緊張しましたがワクワクしながらやらせていただいたことを覚えております。

 [2010年9月12日11時9分

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