歌手アグネス・チャン(55)が、カシアス島田として羞恥心やPaboなどの曲をプロデュースした島田紳助(54)の作詞によるニューシングル「あの丘で」を11月3日にリリースすることが2日、分かった。アグネスの72年のデビュー曲「ひなげしの花」のアンサーソングで、「あなたと恋占いした

 ひなげしの花

 覚えていますか」のフレーズで始まる。

 アグネスによると、約1年前、紳助が司会を務める日本テレビ系「行列のできる法律相談所」に出演した際に新曲の作詞を依頼し、「いいですよ」と快諾されたという。紳助も試行錯誤しながら1年かけてようやく完成させた。アグネスは「120点の出来。私しか歌えない究極のマイソング。紳助さんしか書けない、紳助さんの純粋さや生き方がダブる曲」。

 紳助も「同世代が共感する歌でみんな泣く。人生を確かめ合う気持ちで作った。頑張って売ろうぜ」と語っていたという。アグネスは紳助に「行列の-」でも歌う約束をしている。

 歌詞は、さまざまな苦難にも負けず、頑張って生きてきた50代前後の人たちに向け、早く過ぎ去るように感じる残りの人生も、目標を持てばゆっくり時間が進むように感じるという、元気とやる気を出させる内容だ。

 アグネスは「いろんな人生が詰まっていて、共感でき、『ひなげしの花』の当時の私と今の自分がつながっている感じがする」と語った。歌う際の衣装は、70年代をほうふつさせるファッションを考えているという。

 [2010年10月3日7時48分

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