来年から無期限休養に入る宇多田ヒカル(27)が8日、EMIと海外を含めた全世界での契約に合意したことが発表された。米国など海外での活動は「Utada」名義でユニバーサルミュージックと契約していたが、すでに契約は終了。一方、EMIとの契約は国内限定だったが、国内外問わず同社で統一されることになる。また、今後の音楽活動はすべて宇多田ヒカル名義で行うと発表。「Utada」は事実上“引退”する形になる。

 24日に発売される「Utada」名義のベスト盤について、ツイッターで「私の意志とは関係ないリリース」など不買を訴えていた。EMIは無期限休養に入る宇多田が今、なぜ新たな契約に合意したかについて「休養後は海外でもちゃんと活動していくことを伝えたかった」と説明した。EMIは以前から国内だけでなく海外を含めた契約をオファーしていたといい、ユニバーサルへの不信感がEMIと宇多田側を一気に結びつけたとみられる。

 [2010年11月9日8時29分

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