落語家立川談志(74)の弟子立川談大(たてかわ・だんだい)さん(本名・桜井達男=さくらい・たつお)が4日午後5時59分、くも膜下出血のため都内の病院で亡くなっていたことが8日、分かった。36歳だった。談大さんは、10月27日午後、札幌に向かう師匠の談志を羽田空港まで車で送り、帰る時に頭痛を訴えた。同日夜に自宅で倒れ、病院に搬送されていた。くも膜下出血と診断され、治療を受けたが、手術ができる状態にはなく、1度も意識が戻ることはなかったという。10月30日に独演会も予定していたが、入院で中止していた。

 告別式は8日正午から実家のある茨城県大洗町の大洗町斎場で行われ、談志や兄弟子の志らく、談笑、談之助らも参列した。談志は「ああ談大、無念だ。お前はおれの弟子なのだ。ばかやろう」と、あまりに早い死を悔しがった。談大さんは独身で、97年5月に談志に入門。07年に二つ目に昇進した。有望な二つ目として期待されていた。

 [2010年11月9日8時13分

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