演歌歌手中村美律子(60)が、大相撲の元横綱朝青龍関の闘魂注入ポーズで、デビュー25周年の記念イヤーを乗り切る。このほど都内で取材に応じて、8月25日発売のシングル「人生一度」で、歌手生活で初めての振り付けを取り入れたことについて語った。「朝青龍が、時間いっぱいで塩をまく直前にやっていたポーズにあやかって、気合を注入するようなポーズに挑戦しました」と話した。体を反転させて、着物の袖に手を添えて見えを切る。

 昨年まで紅白歌合戦出場は14回。「ファンから要望で、振り付けをやってみてと言われて、60歳にして初めて格好をつけてみました」と照れ笑いした。今月の細川たかし(60)とのジョイントコンサート3公演も成功させ、残すは来月のディナーショーのみ。「顔はメークできても歌声はお化粧できない。声が変わらないねって言われ続けて、次は30周年までいかなくちゃ」。話を聞いた控室にも、加湿器とのどに優しいショウガのあめがあった。

 [2010年11月23日9時20分

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