韓国5人組女性グループKARAのメンバー5人のうち3人が14日、所属事務所DSPとの専属契約の無効を求める訴えを、ソウル中央地裁に起こした。複数の韓国メディアが伝えた。

 訴訟を起こしたのはハン・スンヨン(22)ニコル(19)カン・ジヨン(17)。先月、DSPに専属契約解除を申し出たが、同月末にすでに日本で契約を結んだ仕事については5人で活動することで基本合意していた。今回は最終的な合意に至らなかったことで訴訟に踏み切ったとみられ、再び解散の危機を迎えた。

 訴訟の理由について、3人は正当な利益を受け取っていなかったことを挙げている。毎日経済電子版によると、毎月受け取っていた報酬は1人当たり14万ウォン(約1万円)ということもあったと主張。一方、DSPは「対応策を論議している」とコメントしている。

 KARAはテレビ東京系連続ドラマ「URAKARA」に主演中。7話までの収録を終え、前日13日までに5人全員が韓国に帰国していた。DSPと同局は協議の結果、ドラマは完成させると約束しているという。早ければ今週末に5人が再来日し、収録を再開する予定。同局広報は「予定通り収録できるものと信じています」とコメントした。