女優南野陽子(43)が4日、都内で会見し3日に京都・平安神宮でIT系の会社社長(39)と挙式したことを報告した。高級ブランド、ハリーウインストンの婚約指輪を披露し「私はやはり晩婚。スケバン(晩)婚でした」と、代表作のドラマ「スケバン刑事」にかけて喜びの心境を表現した。4歳年下の夫に「浮気は許さんぜよ」と厳しくくぎを刺した南野は、終始幸せな笑みを浮かべた。

 左手薬指には、ハリーウインストンの計4・5カラット(メーンの石は3・2カラット)のダイヤモンドが輝いていた。右手薬指には結婚リング。「デビューしたころは『23歳でプロポーズしてくださった人と結婚』と言っていましたが、随分時間がかかりました。20年を経て、このような日を迎えることができました。やっぱり私は晩婚、スケバン婚だと思いました」と話し、会場は大爆笑に包まれた。

 4歳年下のAさんとの出会いは昨年夏だった。親友の女優とよた真帆らと焼き肉店で食事をしたことがきっかけだった。南野は「自称和牛ソムリエ」と話すほどの肉好き。同じく肉好きのAさんとすぐに意気投合。出会った瞬間は恋心はなかったが「次にこの店に食べに行きましょう」と自然な流れで交流が続いた。

 9月ごろにAさんから「結婚を前提に」と交際を申し込まれ、交際がスタートした。今年1月には、南野の自宅でAさんが「家族になりましょう」とプロポーズしたという。

 南野とAさんは同じ関西出身。挙式は京都・平安神宮で親族15人が参加して行われた。南野は黒を基調にしたワンピース、Aさんは紺のスーツで臨んだという。ドレスや和装を着用しなかったことに「年齢も年齢ですし、恥ずかしい気もしたので」と話した。婚約指輪は数百万円とみられる。「43年間、この指を空けてあったと私が言っていたらしく、相当頑張ってくれたみたい」とはにかんだ。

 43歳でのゴールイン。会見の中では「今まで、(相手を)見すぎてダメになったこともあった。私の人生、結婚とか自分で家族を作ることはないのかなと思っていた」としみじみ振り返るシーンもあった。それでも「あきらめず、ガツガツ頑張ることもなく、そのままでいれば出会えるときにちゃんと出会えると思えました。同年代の未婚の方に『出会える』と伝えたい」と話した。南野にようやく春が来た。

 ◆南野陽子(みなみの・ようこ)1967年(昭42)6月23日、兵庫県伊丹市生まれ。85年シングル「恥ずかしすぎて」でデビュー。同年フジテレビドラマ「スケバン刑事2

 少女鉄仮面伝説」に主演。2代目麻宮サキを演じ、決めぜりふ「おまんら、許さんぜよ」が人気に。アイドル時代は「はいからさんが通る」「吐息でネット」がヒット。女優転身後も映画「寒椿」など話題作に出演するなど、これまで200作以上の作品に出演。血液型B。