気仙沼市で地震に遭ったお笑いコンビのサンドウィッチマンの伊達みきお(36)は、13日にブログを更新し、「明るい未来のために、微力ですがサンドウィッチマンにできることは何でもします」と記した。2人は同市内の魚市場でロケ中に被災した。「逃げる場所を間違えたら、あの大津波にのみ込まれていました。あの、目の前で起きた悲惨な光景は一生忘れません」などとつづった。

 伊達は12日深夜に仙台市内の実家に到着して家族の無事を報告していた。「停電のため、真っ暗ですが家族の皆は無事です!

 携帯電話がほぼ使えません。充電もできないし、ほとんど圏外になります。メールが何とか届く場合があります」。震度5の余震が続き、真っ暗な夜は不安と恐怖。「こんな経験、2度としたくない」とした。

 この日は日本全国から到着した消防車や救急車、救援物資を積んだトラックを見て「心強く涙が出ます。この恩は一生忘れません」と、感謝の言葉を掲載。東松島で200人ほどの遺体を発見したと聞き、「友人とは連絡が取れない。頑張って生きていてほしいです」と悲痛な思いも。被災地では毛布、飲料水、携帯電話の簡易充電器、乾電池など不足する物資も紹介し、「我々で励まし合いましょう」「みんなで平和な日が来ることを祈りましょう」とのメッセージを記した。