お笑いコンビ、笑い飯の哲夫(36)が28日、東京・文京区の東大で「おもしろ仏教講座」を開いた。哲夫が「仏教オタク」と知る同大の仏教青年会からオファーを受けて実現。哲夫は一般開放された学園祭「五月祭」での特別講座として、僧侶を含む550人の受講生を前に、笑いを交えつつ、スライドを使って仏像を見せるなどし、仏の教えを説いた。

 哲夫は幼少時にお経に興味を持ち、高校1年時に教師から「四苦八苦という字を4×9、8×9にしたら、36+72で煩悩の数字108になる」と指導されたことをきっかけに、仏教を独学で学んだ。09年に「えてこでもわかる

 笑い飯哲夫訳般若心経」を出版。この日は「スケベなことをやらなさ過ぎるのもあかんし、やり過ぎるのもあかん。ちょうどいいくらいでいなさいということ」と、ブッダの教え「中道」を分かりやすく解説した。

 東大で3年前に漫才をしたことはあるが、大学での講義は初めて。取材陣から「煩悩はなくさない?」と聞かれると「Hビデオは1日1回、ほど良く見る。煩悩と思ってない。中道」と切り返した。そして「僕は誕生日がキリストさんと一緒の12月25日。仏教の本は出した。イスラムの教典の本を出すなりしたら、世界三大宗教コンプリートされるんやな」と意気込んだ。