テレビ朝日系連続ドラマ「新警視庁捜査一課9係season3」(水曜午後9時)に主演している渡瀬恒彦(67)のバースデーセレモニーが、このほど東京都練馬区の東映東京撮影所で行われた。7月28日に誕生日を迎えた渡瀬を、9係のメンバーらが祝福した。

 同ドラマは7月27日放送の第4話の視聴率が、過去最高の16・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)をマークするなど絶好調。過去4話の平均視聴率も15・5%で、7月スタートの連続ドラマでトップを独走中だ。そんな中で行われた渡瀬のバースデーも、大いに盛り上がった。

 毎年恒例の行事だが、セレモニーをいつ行うかは渡瀬本人には内緒。当日、渡瀬がスタジオに入ると、いきなりハンディーカメラで狙われ「何を撮っているの?」。すると、出演者から「お誕生日おめでとうございます」とプレゼントと花束が手渡され、スタッフが豪華なケーキを持って登場した。

 全員が「ハッピーバースデー」を合唱する中、渡瀬は満面の笑みを浮かべてろうそくを吹き消した。「サンキューです」と感謝の言葉を口にした後、照れくさいのか「(撮影を)やりましょうか」と言って周囲を笑わせた。セレモニーの最後は、9係の刑事たちに監察医役の原沙知絵(33)が加わって記念撮影。その後は全員が刑事の顔に戻って、すぐにドラマの収録に入った。

 サプライズのバースデーセレモニーについて渡瀬は「来るな、と思っていても、やっぱりうれしいものですね。個人的に今、節電グッズに興味があるんですが、今回は充電式の扇風機とか、ソーラーシステムの携帯充電器などをプレゼントしてもらいました」とうれしそうだった。

 刑事役の井ノ原快彦(35)は「毎年、何をプレゼントしようか、どういう言葉を添えてあげようか、とかメンバーで話し合うんですが、それをやることでメンバーの仲間意識も深まっていく感じなんです。このチームワークをいい方向に生かして最終話まで持っていきたいなと思いますね」と話した。

 7月6日にスタートした同ドラマの視聴率は、初回の14・8%から回を追うごとに上昇。第4話では、これまでの6シリーズで最高の数字をマークした。今日3日放送の第5話は井上和香(31)がゲストで、小料理屋で発生した店主殺人事件を9係のメンバーが追う。視聴率の「記録更新」なるか、注目される。