エベレストの単独・無酸素登頂と、インターネット生中継を目指す登山家栗城史多(のぶかず)氏(29)が9月1日から吉本興業と業務提携することが16日、分かった。提携のきっかけは、たまたま同社幹部と栗城氏が知り合ったことだったという。
吉本興業によると、9月から栗城氏が登山で撮影した映像素材の管理、運用や、メディア対応などを行うという。バラエティー番組など出演の機会も積極的にテレビ局側に働き掛ける意向だ。栗城氏は3度目のエベレスト挑戦に向けて、28日に日本を出発するが、出発直前に都内で、同社が壮行会と会見を予定している。同社関係者によると、栗城氏は既に世界一周アースマラソンを完走したお笑いタレント間寛平とは食事会などで交流を深めているという。また、来月中旬には、芸人発掘プロジェクト「芸人2」の一環で、エベレストと中継企画も準備されている。
提携にあたり、同社関係者は「厳しい遠征の気分転換になるようにお笑いのDVDも渡したいです」。栗城氏は「個人事務所を立ち上げてこの2年間頑張ってきました。個人事務所だけでは不可能なことを吉本興業さまのお力をお借りしながら、多くの若い人たちに冒険を伝えていくことができればと思っております」とコメントした。
同社はお笑い芸人だけでなく、文化人やスポーツ人のマネジメントをしており、大リーグのブルワーズ斎藤隆投手、西武石井一久投手、元プロボクサーの井岡弘樹氏らが契約している。
◆栗城史多(くりき・のぶかず)1982年(昭57)6月9日、北海道今金町生まれ。大学時代に山岳部に入り、04年のマッキンリー登頂を皮切りに、07年までに6大陸最高峰の登頂達成。同年、ヒマラヤのチョ・オユーで初めてインターネットによる動画配信を行う。162・5センチ、61キロ。血液型A。家族は父、兄。




