東京・新橋演舞場「秀山祭九月大歌舞伎」で襲名披露中の歌昇あらため3代目中村又五郎(55)が右足首のアキレスけんを損傷していることが10日、発表された。公演は1日に幕を開けたが、2日夜の部「車引」で又五郎が飛び六方で花道を引っ込む時に足に強い痛みを感じた。病院で治療を受け「右足首のアキレスけん損傷」と判明。医師に足にギプスをはめた状態なら「出演が可能」との診断を受け、3日以降も出演。ただ「車引」の花道の場面をカットしたり、「寺子屋」では座ることができないため、合引きという腰掛けを使うなど配慮している。