昨年大みそかに放送された「第62回NHK紅白歌合戦」の歌手別視聴率が4日、明らかになった。トップをマークしたのは、前回に引き続いて4度目の大トリを務めたSMAPで、関東地区48・2%、関西地区47・0%だった。

 東日本大震災を強く意識した11年の紅白で、SMAPは「not

 alone~幸せになろうよ~」「オリジナルスマイル」の2曲を熱唱。ラストは出場歌手らと手をつないで絆を演出した。貫禄の2年連続歌手別トップにSMAPは「多くの方たちが僕たちのステージを見てくださり、ともに2011年を終えることが出来、うれしく思います」と感謝のコメント。12年も「初心に戻り、今自分たちが出来ることを1つ1つ大事に、前を向いて、進んでいきたいと思っています。今年もよろしくお願いいたします!」と変わらぬ活躍を誓った。

 前半(午後7時15分~同8時55分)では“11年の顔”芦田愛菜、鈴木福(ともに7)のマルモリコンビが視聴率にも大きく貢献。関西地区では前半唯一の40%超えをマークした。芦田が転倒するハプニングもあったが、ディズニーキャラクターと元気に踊る姿に日本中が癒やされたようだ。

 被災地からの中継や復興を願うメッセージが続いた後半(午後9時~同11時45分)は、全体的に高い数字をキープし、関心の高さが数字に表れた。