漫画家車田正美氏(58)原作で、86年から89年までテレビ朝日系で放送されたアニメ「聖闘士星矢」が、約四半世紀ぶりにオリジナル新作「聖闘士星矢Ω(オメガ)」として復活し、テレビ朝日で4月から放送(日曜午前6時半)される。ペガサス座の聖闘士・光牙(こうが)が、女神アテナをさらって新世界の樹立をたくらむ、巨大な悪マルス打倒を目指し戦う。原作は85年12月から週刊少年ジャンプで連載され、累計発行部数は2000万部を突破。86年から全114話放送されたアニメの平均視聴率は9・4%(関東地区)、最高視聴率は13・2%で世界50カ国以上で放送された。

 新作の主人公光牙は、アテナこと城戸沙織に赤ん坊から育てられた13歳の少年で、星矢と同じペガサスの青銅聖衣をまとい、星矢の必殺技ペガサス流星拳の使い手だ。聖衣は現代風にアレンジされ、ワシ座の女子聖闘士ユナも登場と新要素も盛り込まれる中、前作の主人公星矢も伝説の黄金聖闘士として1話から登場する。車田氏は「今までにない星矢ワールドの誕生となりそうです」と期待した。