若手俳優集団D-BOYSの6人がそれぞれ主演し、6人の有名映画監督が作る、6作品のドラマシリーズ「D×TOWN」(ディータウン、金曜深夜1時23分)が4月6日から、テレビ東京で6カ月放送されることが13日、分かった。ベテランから気鋭の若手まで、6監督がさまざまな街を舞台に、若者たちの物語や青春を連続ドラマで描く異例の企画。1作品あたり4週(1カ月)放送される。個性派監督陣とイケメン人気俳優たち、6組の熱いコラボが楽しめそうだ。

 「D×TOWN」は、若手俳優集団D-BOYSのうち6人が主演し、6人の映画監督が作る、6作品のドラマシリーズ。それぞれの街(TOWN)に生きる若者たちの物語を、その街を舞台に切り取って描くのがテーマだ。それぞれを映画祭常連のベテランや、気鋭の監督が担当する、異例の企画。各監督が1人あたり4週分(1カ月)を作り、計6カ月放送される。

 4月6日深夜から放送される最初の作品は、D-BOYSに属する人気ユニット、D☆DATEのメンバー、五十嵐隼士(25)が主演し、カンヌやロカルノなどの国際映画祭で受賞歴がある青山真治監督が作る「スパイダーズなう」。北九州市の小倉を舞台に、4人組のアマチュアバンドをめぐるストーリーだ。

 5月に放送されるのは、鈴木裕樹(28)主演で、前田弘二監督の「太陽は待ってくれない」。神奈川県横須賀市を舞台に、鈴木は、アルバイトで生計をたてる自主映画監督を演じる。その後、6月には山田裕貴(21)主演、月川翔監督の作品。7月には、D☆DATEの瀬戸康史(23)主演、塩田明彦監督の作品、8月には遠藤雄弥(24)主演、三島有紀子監督の「心の音(ここのね)」と続く。

 そして最終となる6作品目は9月に放送される、柳下大(23)が主演し、さまざまな映画賞を受賞している佐々部清監督が作る「痕跡や」。横浜・黄金町で、芸術系の大学を卒業した若者の物語が描かれる。

 五十嵐は「D-BOYSが、心ひかれている6人の監督と作品を作る。この新しいチャレンジのドラマでトップバッターを務めることは、正直プレッシャーでした。素晴らしい監督とセッションするほかの5作品を僕自身とても楽しみですし、ある意味メンバーはライバルですから、青山組勝つぞ!

 という強い思いも持っています。ぜひ期待してください」と気合十分。青山監督も「五十嵐くんはいまどき珍しい、古風なサムライのようなところのある俳優で、そこが魅力です」とコメントした。