俳優集団D-BOYSが20日、都内で舞台「淋しいマグネット」(4月8日初日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーン)の公開げいこを行い、荒木宏文(28)と遠藤雄弥(25)が衝撃の“濃密キスシーン”を披露した。

 遠藤と抱擁し長い口づけを交わす熱演を見せた荒木は「でもキスは前菜でしかないですよ(笑い)。メーンの本編はもっと面白いのでお客さんの心を引っ張っていけたら」と意気込んだ。

 海沿いの小さな町を舞台にひかれ合い、傷つけ合う若者4人の9~29歳までの成長を追った青春群像劇。感情を表に出さない転校生役を演じた瀬戸康史(23)も「難しいですが、難しい分、僕たち役者は燃える。すごく楽しい」。ほか柳下大、碓井将大、陳内将、阿久津慎太郎、橋本汰斗と合わせ8人が4役をダブルキャストで演じる。また8人が4組に分かれ、4バージョンの舞台が上演される。

 世界各地で人気となったスコットランドの気鋭の劇作家ダグラス・マックスウェルの名作で、今回が日本初上演。D-BOYSが務める舞台「D-BOYS

 STAGE」10回目の作品で、演劇文化の殿堂、シアターコクーン進出を果たした。4月8~28日までシアターコクーンで、5月3~6日まで大阪・シアターBRAVA!

 で上演される。【広部玄】