二股、三股以上疑惑の渦中にある俳優塩谷瞬(29)に、ジャーナリスト山路徹氏(50)が「まずは誠心誠意謝罪すべき」と呼びかけた。10年12月、元妻大桃美代子、前妻麻木久仁子との三角関係騒動を起こした同氏は、自身の経験から、早期の記者会見を提言した上で、今後については「モテ男キャラ」としてバラエティー番組に出るなどし、このピンチをチャンスに転化するように勧めた。

 塩谷と面識のない山路氏だが、いまだに“貝”になっている塩谷を心配し、こう提言した。

 山路氏

 いち早く記者会見を開き、誠心誠意謝罪することが大事です。事情はいろいろあると思いますが、もう火がついちゃったわけですから、まずは火を消さないといけない。言いたいことやプライドもあるだろうが、それらはいったんおき、まずは謝罪することです。

 塩谷はモデル冨永愛(29)と美人料理研究家園山真希絵(34)らとの三股以上交際疑惑の渦中にある。山路氏も10年12月、元妻の大桃、前妻の麻木との間に、不倫・三角関係騒動が発生した。さらに麻木から金銭的援助を受けていたことも判明。ジャーナリスト生命の危機にひんしたが、2人に続いて開いた会見で「悪いのは私」と謝罪。ソフトな口調で「優しいウソ」「残酷な沈黙」など印象に残るコメントも発し、世間の印象を「最低男」から「知的なモテ男」に転化した。結果的にバラエティー番組出演などの仕事も増え、危機脱出に成功した。

 その経験を基に山路氏は「会見では、例えば『自分の若気の至り』『女性の魅力に負けてしまった』『自分の弱さ』などが原因だったことを、あまり深刻にならないように説明すべきです」と助言。「このままだとたたかれ続け、対応に失敗すると芸能界から抹殺される可能性すらあります」と警告もした。

 今後については「このピンチをチャンスに変えられれば、先もあります」と指摘した。「今回の問題を、新たな『モテ男』キャラを作るきっかけにしていくくらいじゃないとダメ。俳優活動だけでなく、新キャラでバラエティー番組に出るとかね。そうやって自分の生きていく道を広げていくんです。29歳と若いんだから、まだまだこれからですよ」と続けた。

 恋愛経験豊富な山路氏は、塩谷が冨永と園山の双方にプロポーズしたことにも一定の理解を示した。「恐らく2人の女性には、その場その場では正直な気持ちを言ったんだと思います。若いから自己コントロールがきかない面があるのではないか。僕は塩谷さんが、根本的に悪い人間だとまでは思わない」。

 塩谷の所属事務所では、これまでの日刊スポーツの取材に「何らかの対応をすることを検討している」と話している。

 ◆山路氏をめぐる騒動

 06年に山路氏と離婚した大桃が10年12月19日、ツイッターで、麻木と同氏の過去の不倫を暴露したことから始まった。22日、麻木が離婚成立前から同氏と交際していたことを認めたが、大桃との結婚生活が破綻していたとして「不倫ではない」と強調した。

 一方、大桃は24日に会見し、麻木と同氏が婚姻関係にあったことを暴露。同日、麻木がファクスで同氏と結婚し、離婚したことを認めるなど泥沼状態に突入した。26日には山路氏が会見を開き、麻木と不倫関係から婚姻に至ったことを認めた上で「悪いのは私です」と謝罪。2人のことはかばい続けた。

 その後、山路氏は批判もされながら、「モテ男」キャラで有名になり、11年12月には著書「修羅場を生き抜く力」を出版。女性トラブルなどのピンチをチャンスに変えるノウハウを明かした。