ロックドラマーで俳優のジョニー吉長(じょにー・よしなが)さん(本名・吉長信喜=よしなが・のぶき)が4日午前4時54分、都内の病院で肺炎のため死去した。63歳だった。葬儀・告別式は近親者だけで執り行う。喪主は俳優で長男の金子ノブアキ(信昭=のぶあき=30)。関係者によると4月下旬に体調を崩し、入院した。

 昨秋にNHK連続ドラマ「ビターシュガー」に出演後、急激にやせるなどしたため、体力が回復するまで仕事をセーブしていたという。関係者は「おとこ気があり、しんが強く、何事も最後までやり通す方だった」と話した。

 60年代からドラマーとして活躍。78年にChar、加部正義と「ジョニー・ルイス&チャー」を結成し、人気者となった。故ジョー山中さん、桑名正博ら数多くのミュージシャンと活動をともにした。俳優としては、00年にフジテレビ系ドラマ「二千年の恋」、映画「ラストシーン」などに出演した。元妻はロック歌手金子マリ(57)。ミュージシャンで俳優のノブアキ、ベーシストのKenKenこと金子賢輔(26)は息子。